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■大会最終日 1月30日(日)/試合結果■
【シティエントランス】
とうとうあのメルボルンの暑さが大会最後の今日やってきました。40度を超しその中を立っているだけで苦しくなってきます。ホテルから会場に向かったのが午後2時過ぎ、もうその暑さは半端ではありません。むっとするような熱風も吹きぬけます。当然のようにヒートポリシーが発令されました。しかし今日な最終日でメインの男子シングルスは午後の7時半過ぎからですから進行には影響ありませんでした。でもつめかける人達もあまりの暑さに相当な苦労をされたと思います。
ヒートポリシーという事で閉まっていた屋根が試合直前には外されいつものような青空の元で始まりました。今日はミックス決勝と男子シングルス決勝が行われましたが、シングルスの優勝金額が何と日本円にして約2億円弱、オーストラリアドルが強い事もあるそうですが、アメリカを抜いて一番高いかもしれません。凄いものです。
右は会場にトラムのラインが来て俄然多くの来場者が通るようになったシティエントランスです。今や正門よりこちらの方の利用者が多いのではないかといわれています。
 ◆男子シングルス決勝
   [5] A・マレー(GBR) 46 26 36 ☆[3] N・ジョコビッチ(SRB)

ナダル、フェデラーのいないグランドスラム決勝は久しぶりの事です。ナダルは途中のアクシデントによると思われる体調不良で、フェデラーはジョコビッチに完敗して去りました。この決勝進出の二人は何と最初の対戦が13才の時だという事ですから、ずっとお互いを見ての成長があった訳で年齢も同じ23才、しかも誕生日がほんの1週間くらいしか離れていないこともあってこちらでは親友の戦いと評されていました。
二人の戦い方はそれぞれ違いますが、マレーに見られるサーブの強さと走りながらの鋭く深いフォアを駆使してのストロークをジョコビッチの正確なショットはことごとく跳ね返し、マレーに反撃のチャンスを与えない程でやはりジョコビッチの更なる進化は確実に見て取る事ができました。サーブの深さはスピンサーブという事もあってラインぎりぎりでコースも良くレシーブから叩くマレーに攻めを許しません。ストローク戦になると常にしっかり構えて気を伺いながら深くコントロールしていき、そしてここだという時には敢然と強打を打ち込みます。まるで計算されたようなやりかたです。何とか立ち直ろうとするマレーが強烈サーブを打ち込んでも身体ごとボールにぶつかっていく感じで、倒れながらもラケットに当てて返します。そのレシーブは深く円を描くようにコート深くに落ちていきます。またマレーが攻めからネットに詰めてもどんな状態からも必ずネットを超して沈むボールを送りボレーを苦しくしていきます。
今日のジョコビッチは自信に溢れ冷静に自分のプレーを見続けていました。マレーがいつもの気迫で反撃する姿を今回は見る事ができませんでした。それくらい今日のジョコビッチのテニスは素晴らしいという事です。フェデラーを倒し確実にテニスは大きく強くなってきている、誰もがそう思ったに違いありません。ジョコビッチは2年前のチャンピオンでもありますから2度目のグランドスラム優勝。マレーは3度の決勝をいずれも破れる結果となりました。


【広場】
【柳】
【レーバーアリーナを望む】



■2011 Australian Open/ベスト8■


【男子ドロー表】


【女子ドロー表】



■私の一言「no alcohol beyond this point」■
 ここメルボルンは毎年変化が起きています。それは私達の期待するものでもあって今年は何ができているのだろう、どこが変わっているのだろうと楽しみな事でもあります。会場までトラムが入り大きな道路もできました。またロッドレーバーアリーナに続いてインドア(今の名称はハイセンスアリーナ)ができここの地名もヤラパークからメルボルンパークに変わりました。そして何より観客数が大幅に増加して今やニューヨークのUSオープンに匹敵する規模になった感があります。そして今年も変化がありました。それは観客の為に作られた大きなスペースです。「key for grand slam oval」と呼ばれ、それはロッドレーバーアリーナとハイセンスアリーナの中間に位置していてかなりの広いスペースで、大会をサポートする16企業を初め飲食関係やショッピング等のブースが立ち並びそれは大勢の人達で賑わっています。その中には日本企業のブースもあり大人も子供も夢中で遊んでいました。私も中に入ってみましたが工夫を凝らしたブース内は珍しいものばかりです。テニスに熱中した後の一休みにという人も多いでしょう。但しここには「no alcohol beyond this point」という看板がたっています。アルコール禁止なのです。オーストラリアは移民の国でいろんな人達からなっています。自分の母国の選手を応援しようと会場へつめかける人も多いのですから時として難しい問題が発生してしまいます。私達日本にはそういった人種間の事でのトラブルは殆ど聞きません。しかし当事者に取ってはそうも行かないのでしょう。お酒が入っての事件がないようにということなのです。
(JAN 24 '11 柳 恵誌郎/AUS Open)


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