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昨年のグランドスラムはオーストラリアンオープンがフェデラー(2シード スイス)、ローランギャロス、ウインブルドン、そしてUSオープンがナダル(1シード スペイン)と二人の優勝者に絞られました。そういえば一昨年もこの二人が2大会づつを制していて、今回もこの二人を抜きには考えられないという状況に変わりはないようです。ただ、フェデラーがトップに帰り咲いたのはナダルが負傷した後の事で彼のナダルに対しての試合結果は正直言って不利だったことは否定出来ません。そして昨年中盤からナダルの調子が良くなるにつれて再びランクが変わっていきました。そして完全復活したトップシードのナダルを大会本命と見るのが今回の大方の考えだと思いますが、昨年の最終戦、ATPファイナルでナダルを破って優勝のフェデラーを見てまた複雑な感じでいる人達も多いのではないでしょうか。またしてもナダル対フェデラーの対決を見る事ができるのかという期待も当然出てきます。
この二人を追うのは3シードのジョコビッチ(セルビア)、ソダーリング(4シード スウェーデン)、マレー(5シード イギリス)、ベルディヒ(6シード チェコ)、フェレール(7シード スペイン)、ロディック(8シード アメリカ)、ベルダスコ(9シード スペイン)と続きますが、この所これからを背負う若手達のモンフィス(12シード フランス)、ツォンガ(13シード フランス)、チリッチ(15シード クロアチア)、クエリー(18シード アメリカ)達はその後に控えています。
ドロー表をみますとトップハーフ上段にナダル、イズナー(20シード アメリカ)、チリッチ、ユーズニー(15シード ロシア)、フェレール、下段にソダーリング、ツォンガ、メルツァー(11シード オーストリア)、バクダディス(21シード キプロス)、そしてマレーがいます。このなかではやはりナダル、ソダーリングそしてマレーが順当に出てくるように思えます。その中にあってかってのチャンピオン、地元のヒューイット(オーストラリア)がナルバンディアン(22シード アルゼンチン)と初戦で当たります。テクニシャン同士ですから観戦するファンも多いでしょう。また一昨年のUSオープン勝者のデルポトロ(アルゼンチン)が復活をかけ2回戦でバクダディスと対戦、この試合ぶりも気になります。
ボトムハーフ は上段にベルディッヒ、ダビデンコ(23シード ロシア)、ベルダスコ、ジョコビッチ、そして下段にロディック、バブリンカ(19シード スイス)、モンフィス、フイッシュ(16シード アメリカ)、クエリー、フェデラーです。こちらではジョコビッチ、フェデラーの二人にロディックがどこまで迫れるかという所でしょうか。ここでは復帰したガスケ(フランス)が28シードで登場してきました。3回戦のベルディヒ戦が楽しみです。また私のお気に入りの一人、スペインのアルマグロ(14シード スペイン)があの立ったままの強打をどれだけ見せてくれるのか興味津々です。そしてジョコビッチについでセルビアからシード選手の登場です。それは29シードのトロイツキで彼が何と3回戦でジョコビッチとの同士打ち、二人の気持はどんなものでしょうか。日本の錦織はボトムハーフのダビデンコのブロックにいます。2回戦で当たりますが激しいストローク戦は必至です。ダビデンコに一時期の勢いを感じないだけに錦織にも十分チャンスは見いだせると思います。
それから私の特に気になる所があります。それはフェデラーが対ナダル戦で不利になる要因だったバッククロスの強打を続けて今や攻めに欠かせないショットになっています。言い換えればナダルがいたからこそフェデラーのバックスピンが強くなったとも言える訳でそれがフェデラーのテニスを長く持たせている結果に繋がっているといえるでしょう。そのバックスピンがナダルに対してどうなのでしょうか?一方今のナダルは常に進化してきました。激しく強いトップスピンの打点を高めていき強烈な回転をいくつもの変化を持ち合わせて守りから攻めのテニスへと変わってきました。はたしで更にこのテニスが進化していくのだろうか、とすればこれ以上とはどんなテニスなのでしょうか? その辺を知りたいものです。 |
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