【黄色のボールパーソン】
【食事会 杉山/神尾/木南D】



■今大会の展望■

 【男子】

 昨年のグランドスラムはオーストラリアンオープンがフェデラー(2シード スイス)、ローランギャロス、ウインブルドン、そしてUSオープンがナダル(1シード スペイン)と二人の優勝者に絞られました。そういえば一昨年もこの二人が2大会づつを制していて、今回もこの二人を抜きには考えられないという状況に変わりはないようです。ただ、フェデラーがトップに帰り咲いたのはナダルが負傷した後の事で彼のナダルに対しての試合結果は正直言って不利だったことは否定出来ません。そして昨年中盤からナダルの調子が良くなるにつれて再びランクが変わっていきました。そして完全復活したトップシードのナダルを大会本命と見るのが今回の大方の考えだと思いますが、昨年の最終戦、ATPファイナルでナダルを破って優勝のフェデラーを見てまた複雑な感じでいる人達も多いのではないでしょうか。またしてもナダル対フェデラーの対決を見る事ができるのかという期待も当然出てきます。
この二人を追うのは3シードのジョコビッチ(セルビア)、ソダーリング(4シード スウェーデン)、マレー(5シード イギリス)、ベルディヒ(6シード チェコ)、フェレール(7シード スペイン)、ロディック(8シード アメリカ)、ベルダスコ(9シード スペイン)と続きますが、この所これからを背負う若手達のモンフィス(12シード フランス)、ツォンガ(13シード フランス)、チリッチ(15シード クロアチア)、クエリー(18シード アメリカ)達はその後に控えています。
ドロー表をみますとトップハーフ上段にナダル、イズナー(20シード アメリカ)、チリッチ、ユーズニー(15シード ロシア)、フェレール、下段にソダーリング、ツォンガ、メルツァー(11シード オーストリア)、バクダディス(21シード キプロス)、そしてマレーがいます。このなかではやはりナダル、ソダーリングそしてマレーが順当に出てくるように思えます。その中にあってかってのチャンピオン、地元のヒューイット(オーストラリア)がナルバンディアン(22シード アルゼンチン)と初戦で当たります。テクニシャン同士ですから観戦するファンも多いでしょう。また一昨年のUSオープン勝者のデルポトロ(アルゼンチン)が復活をかけ2回戦でバクダディスと対戦、この試合ぶりも気になります。
ボトムハーフ は上段にベルディッヒ、ダビデンコ(23シード ロシア)、ベルダスコ、ジョコビッチ、そして下段にロディック、バブリンカ(19シード スイス)、モンフィス、フイッシュ(16シード アメリカ)、クエリー、フェデラーです。こちらではジョコビッチ、フェデラーの二人にロディックがどこまで迫れるかという所でしょうか。ここでは復帰したガスケ(フランス)が28シードで登場してきました。3回戦のベルディヒ戦が楽しみです。また私のお気に入りの一人、スペインのアルマグロ(14シード スペイン)があの立ったままの強打をどれだけ見せてくれるのか興味津々です。そしてジョコビッチについでセルビアからシード選手の登場です。それは29シードのトロイツキで彼が何と3回戦でジョコビッチとの同士打ち、二人の気持はどんなものでしょうか。日本の錦織はボトムハーフのダビデンコのブロックにいます。2回戦で当たりますが激しいストローク戦は必至です。ダビデンコに一時期の勢いを感じないだけに錦織にも十分チャンスは見いだせると思います。
それから私の特に気になる所があります。それはフェデラーが対ナダル戦で不利になる要因だったバッククロスの強打を続けて今や攻めに欠かせないショットになっています。言い換えればナダルがいたからこそフェデラーのバックスピンが強くなったとも言える訳でそれがフェデラーのテニスを長く持たせている結果に繋がっているといえるでしょう。そのバックスピンがナダルに対してどうなのでしょうか?一方今のナダルは常に進化してきました。激しく強いトップスピンの打点を高めていき強烈な回転をいくつもの変化を持ち合わせて守りから攻めのテニスへと変わってきました。はたしで更にこのテニスが進化していくのだろうか、とすればこれ以上とはどんなテニスなのでしょうか?  その辺を知りたいものです。


【中村選手】
【岩渕/柳/中澤】
【ラインパーソン】



 【女子】

 若手の登場にクライシュテルス(3シード)とエナン(11シード)の両ベルギー勢の復帰、そしてヴィーナス・ウイリアムズ(4シード アメリカ)、(セレナ・ウイリアムズは欠場)と今年の女子テニスも先が読み難い混沌とした感じが今の女子テニスを表しているように思えます。この実力者達は各人の都合によるでしょうが、ツアーに全て参戦するという訳ではなく、従ってランクもその力通りに評価されているとは思えない状況です。確かに若手も確実に伸びてきています。しかしながら上記した実力者達を確実に上回る力を持つまでには至っていないと言うのが現状でしょう。そんな中での今年のグランドスラム最初の大会、どうなっていくのか全くわからないというのが本当の所です。
昨年ここでグランドスラム復帰を果たしたエナンは決勝でセレナに惜敗、次のローランギャロスのクライシュテルス戦で肘を痛め戦線を離れざるを得なくなりました。従って今回の彼女は殆ど姿を見せず密かに練習している、そんな様子が伝わってきます。
トップシードのウォズニアッキ(デンマーク)は強打テニスに走る中にあってフットワークよろしく細かいショットを実に巧く駆使して相手を追いつめていくやり方で常に上位で戦っていきます。アザレンカ(8シード ブルガリア)、カネピ(20シード エストニア)、ラドバンスカ(12シード ポーランド)、レザイ(17シード フランス)、リー ナ(9シード 中国)等若手の成長も楽しみですが、他の選手達にもそれぞれに個性の強さもあって見逃せません。豪快さとスピードが売り物の3シードのクライシュテルス、4シードのヴィーナスはそのテニスに凄さを感じさせます。ただクライシュテルスに本来のテニスが見られないというこの所の不安もあり初戦のグランドスラム決勝進出者でもあるサフィーナ戦が気がかりです。また2シードのズボナレワ(ロシア)はグランドスラムファイナルに2度も進出する結果を残すだけのショットの確実さがありそれをどれだけみせてくれるでしょうか。常に話題を提供するシャラポワ(14シード ロシア)の華やかさとお叫びも見逃せませんし、スキアボーネ(6シード イタリア)の走りまくって打ちまくる勇姿も見逃せません。また、あのイバノビッチ(19シード セルビア)がシードで入ってきました。ローランギャロス優勝者がテニスを崩して悩んだ末の復活で同僚のヤンコビッチ(7シード セルビア)と共に活躍が待たれます。そして忘れてはならないのがストーサー(5シード オーストラリア)でしょう。遅咲きの彼女の豪快なテニスはオースドックで本格派をイメージさせます。このオーストラリアでの活躍があれば大会そのものが大きく盛り上がるというものです。
こういった選手をドロー表でみますと、トップハーフ上段にウォズニアッキ、ウイックマイヤー(21シード ベルギー)、エナン、クズネツォワ(23シード ロシア)、スキアボーネ達がいます。ウォズニアッキ、エナンにスキアボーネがどこまで食い込むかという所でしょうか。下段にヴィーナス、カネピ、シャラポワ、リー、レザイ、アザレンカがいますが、ここで誰が勝ってもおかしくない所で強いて言えばシャラポワがどんなテニスを見せてくれるかという所でしょうか。
ボトムハーフ上段ではヤンコビッチ、ラドバンスカ、イバノビッチ、クライシュテルス達でクライシュテルスの調子次第と見ます。下段ではストーサー、ペンネッタ(22シード イタリア)、ペール(10シード イスラエル)、そしてズボナレワです。ここでは私はストーサーを買います。全体で見ますとエナン、ヴィース、クライシュテルス、ストーサーを中心として回りそうに思います。
日本勢はクルム伊達、森田、そして波形が出場です。クルム伊達は12シードのラドバンスカが相手です。上位者にとって伊達はとても危険な相手です。彼女の早さが勝かもしれません。


【スタッフ】
【チャリティに並ぶ列】
【ボールパーソン】