■改修のコート17■
 グランドスラムの行われる会場は常に変化していきます。ここUSオープンのフラッシングメドウスも例外ではありません。一昨年大きなインドアコートが完成しました。テニスコートは勿論の事USTA(アメリカテニス協会)絡みの部署があり、USオープンのようなイベントの時にはジュニアを楽しませる趣向をこらしたものが作られ家族連れで込み合っています。そして今年はまた新しいものが誕生しました。それがこのコート17で昨年まで普通のコートでしたが、大きく改修されて4番目に大きなコートとしてお目見えしたのです。試合で使用されるコートは17面、そのうちショーコート(収容人員500人以上)はアーサーアッシュスタジアム(23,771人)、ルイアームストロングスタジアム(10,103人)、グランドスタンド(6,106人)、コート11(1,552人)、コート13(584人)、そして改修のコート17(2,800人)とその他5面となっています。この改修のコート17は地面より低い所に作られていて他にこういうコートを私は知りません。地面から掘り下げて作られている訳ですから下に広がるコートを見る事ができてとても見やすく感じます。ちょっとしたアイディアから生まれたのでしょうか、感心させられました。私が解説の仕事に関わって20年、初めの頃の観客数は40万人位だったと覚えていますが、今では70万人を超えるといいます。この大観衆が選手達のプレーでひきつけられるのは勿論ですが、大会側のいろいろな配慮があって更に魅力を感じるのに疑う余地もありません。そして観客を呼ぶ為にチケットの販売にも努力をしているようで私達が会場へ向かうバスにも関係者以外の人々が大勢乗り込んできます。恐らくチケット購入に何か協会絡みの方法があり、その購入者はバスの利用が可能なのでしょう。お陰でバスはいつも満員で大きな身体に押されて私は常に小さくなっています。
(SEP 04 '11 柳 恵誌郎/US open)